3月の読書メーター
読んだ本の数:8冊
読んだページ数:1109ページ
BRUTUS ( ブルータス ) 2010年 2/15号 [雑誌]
稀代の思想家、吉本隆明さんの入門ガイド。糸井さんがナビゲートしてくれているので、入り口はすんなり、でも出口を抜ける頃には吉本隆明という人間の素晴らしさと、彼の考えや言葉を受け入れる素地が自分の中に生まれるナイスな作りの特集です。「遊べばいいんだ」は心に響きました。
読了日:03月29日 著者: 宇宙兄弟(9) (モーニングKC)
日々人の月面での生還劇が中心の第9巻。谷に落ちた日々人とダミアンは二次的に派生するアクシデントにより窮地へと追い込まれていく。酸素タンクを失い、死を覚悟する日々人を救ったのは三人の宇宙飛行士。そしてエディとブライアン、六太と日々人、2組の宇宙兄弟が織りなすドラマは僕の目頭をまた熱くさせてくれました。閑話休題としてのシャロンおばちゃんのエピソードはとても清々しい清涼剤。ジャンプスーツの青色と供に次巻以降の六太へ期待。
読了日:03月28日 著者:小山 宙哉 ツイッター 140文字が世界を変える (マイコミ新書)
Twitterの取り扱い説明書。リテラシーとしては読みやすく、理解しやすと感じた。特に2009年夏以降の日本におけるtwitterユーザー拡大の流れが当時の臨場感そのままに描かれていて、面白かった。twitterが日本人に受け入れられたのは、日本人がもともと短い文書を作るのに長けている事、iPhoneユーザーが拡大した事、この2点が大きいとしている。まぁ納得。そして140文字という制限がSMS送信の最大文字数だからってのは「へぇ~」て感じ。
読了日:03月12日 著者:コグレ マサト,いしたに まさき iPhoneとツイッターで会社は儲かる (マイコミ新書)
ECスタジオの社長である山本氏のツイッターとクラウドの企業導入解説書。ツイッターの概念、iPhoneとの連動性からスタートし、「実際にECスタジオ社員にiPhoneを持たせたら会社がどう変化したのか?」を実例で解りやすく解説してくれます。企業でTwitterを使うメリットは「会社の方向性が統一できる事」と「社内コミュニケーションが活性化する事」とし、クラウド化する事によって低コストで業績を上げられるとしている。企業内で導入検討をする前に、ぜひ読んでおきたい一冊。PS3をTV会議に活用する例は目からウロコ!
読了日:03月12日 著者:山本 敏行 バクマン。 7 (ジャンプコミックス)
平成の「まんが道」第7巻。初の連載作品が打ち切りとなり、次回作の方針を巡って担当者とガチンコの「バトル」を繰り広げるシュージンとサイコー。自分達の強みである「シリアス」と、人気獲得の為の「ギャグ」の狭間で葛藤する二人に自分の若い頃の葛藤がだぶった。更にどこまでがフィクションか解らないジャンプ編集サイドの現場感や、他漫画家、アシさん含めた群像劇もスパイスがますます効いて、加速は止まりません。蒼樹さんと岩瀬のWツンデレも凄い。
読了日:03月09日 著者:大場 つぐみ 西原理恵子の太腕繁盛記 FXでガチンコ勝負!編
久しぶりに西原理恵子のダークサイド満載の単行本です。前半の内容がFXに身銭を切ってチャレンジするという「できるかな」的な体験モノの「太腕繁盛記」。後半は新潮45で連載してた「鳥頭日記」。最近サイバラが好きになった人はちょっと読みにくい内容かもしれないが、一千万をドブに捨てる様にネタまで消化したブラックさは、個人的にもこれぞサイバラ!という印象。資産運用とか投資とかキレイな言葉じゃなくてFXはあくまで博打であると言い切る姿勢は、マカオや麻雀で負け続けてきた彼女が言うとその説得力はとにかくハンパない。
読了日:03月07日 著者:西原理恵子 14歳からの社会学 ―これからの社会を生きる君に
社会学者が思春期層に向けた、社会と自らを相対化させるためのガイドブック。「承認」の必要性と「自由意志」の解説から始まり、社会と世界の相違や、歴史の捉え方を優しく解説する。カントやハイデカーを適度に引用しつつも、人間の根源的なテーマに成りえる「性愛」や「生死」について考え方のガイドとしているところが良かった。これが14歳への「感染」の起爆となるコトを願いつつも、昔の「道徳」の授業って、子供のための社会学だったんだなぁと再認識。
読了日:03月05日 著者:宮台 真司 日本人の知らない日本語2
凪子センセイの奮闘紀、第2弾。個性豊富な外国人留学生の勢いはそのままに、日本語の不思議について様々なオモシロが満載です。パンチの強さは第1弾には多少劣りますが、「忌み言葉」や「濁点」の成り立ち、「尊敬語」の実際の授業風景など、細かい部分まで気付かされる内容が盛りだくさんです。読後に一番に感じたのは、凪子センセイの日本語に対する真摯な姿勢が素敵なのと、外国人留学生達の純粋で真摯な日本語に対する疑問が「なるほど」と思えた事。ソレこそがこの本の魅力その物だと思うし、僕ら日本人がもっと意識すべき事なんだろうなぁ。
読了日:03月02日 著者:蛇蔵,海野凪子
読書メーター
読んだ本の数:8冊
読んだページ数:1109ページ
BRUTUS ( ブルータス ) 2010年 2/15号 [雑誌]
稀代の思想家、吉本隆明さんの入門ガイド。糸井さんがナビゲートしてくれているので、入り口はすんなり、でも出口を抜ける頃には吉本隆明という人間の素晴らしさと、彼の考えや言葉を受け入れる素地が自分の中に生まれるナイスな作りの特集です。「遊べばいいんだ」は心に響きました。
読了日:03月29日 著者: 宇宙兄弟(9) (モーニングKC)
日々人の月面での生還劇が中心の第9巻。谷に落ちた日々人とダミアンは二次的に派生するアクシデントにより窮地へと追い込まれていく。酸素タンクを失い、死を覚悟する日々人を救ったのは三人の宇宙飛行士。そしてエディとブライアン、六太と日々人、2組の宇宙兄弟が織りなすドラマは僕の目頭をまた熱くさせてくれました。閑話休題としてのシャロンおばちゃんのエピソードはとても清々しい清涼剤。ジャンプスーツの青色と供に次巻以降の六太へ期待。
読了日:03月28日 著者:小山 宙哉 ツイッター 140文字が世界を変える (マイコミ新書)
Twitterの取り扱い説明書。リテラシーとしては読みやすく、理解しやすと感じた。特に2009年夏以降の日本におけるtwitterユーザー拡大の流れが当時の臨場感そのままに描かれていて、面白かった。twitterが日本人に受け入れられたのは、日本人がもともと短い文書を作るのに長けている事、iPhoneユーザーが拡大した事、この2点が大きいとしている。まぁ納得。そして140文字という制限がSMS送信の最大文字数だからってのは「へぇ~」て感じ。
読了日:03月12日 著者:コグレ マサト,いしたに まさき iPhoneとツイッターで会社は儲かる (マイコミ新書)
ECスタジオの社長である山本氏のツイッターとクラウドの企業導入解説書。ツイッターの概念、iPhoneとの連動性からスタートし、「実際にECスタジオ社員にiPhoneを持たせたら会社がどう変化したのか?」を実例で解りやすく解説してくれます。企業でTwitterを使うメリットは「会社の方向性が統一できる事」と「社内コミュニケーションが活性化する事」とし、クラウド化する事によって低コストで業績を上げられるとしている。企業内で導入検討をする前に、ぜひ読んでおきたい一冊。PS3をTV会議に活用する例は目からウロコ!
読了日:03月12日 著者:山本 敏行 バクマン。 7 (ジャンプコミックス)
平成の「まんが道」第7巻。初の連載作品が打ち切りとなり、次回作の方針を巡って担当者とガチンコの「バトル」を繰り広げるシュージンとサイコー。自分達の強みである「シリアス」と、人気獲得の為の「ギャグ」の狭間で葛藤する二人に自分の若い頃の葛藤がだぶった。更にどこまでがフィクションか解らないジャンプ編集サイドの現場感や、他漫画家、アシさん含めた群像劇もスパイスがますます効いて、加速は止まりません。蒼樹さんと岩瀬のWツンデレも凄い。
読了日:03月09日 著者:大場 つぐみ 西原理恵子の太腕繁盛記 FXでガチンコ勝負!編
久しぶりに西原理恵子のダークサイド満載の単行本です。前半の内容がFXに身銭を切ってチャレンジするという「できるかな」的な体験モノの「太腕繁盛記」。後半は新潮45で連載してた「鳥頭日記」。最近サイバラが好きになった人はちょっと読みにくい内容かもしれないが、一千万をドブに捨てる様にネタまで消化したブラックさは、個人的にもこれぞサイバラ!という印象。資産運用とか投資とかキレイな言葉じゃなくてFXはあくまで博打であると言い切る姿勢は、マカオや麻雀で負け続けてきた彼女が言うとその説得力はとにかくハンパない。
読了日:03月07日 著者:西原理恵子 14歳からの社会学 ―これからの社会を生きる君に
社会学者が思春期層に向けた、社会と自らを相対化させるためのガイドブック。「承認」の必要性と「自由意志」の解説から始まり、社会と世界の相違や、歴史の捉え方を優しく解説する。カントやハイデカーを適度に引用しつつも、人間の根源的なテーマに成りえる「性愛」や「生死」について考え方のガイドとしているところが良かった。これが14歳への「感染」の起爆となるコトを願いつつも、昔の「道徳」の授業って、子供のための社会学だったんだなぁと再認識。
読了日:03月05日 著者:宮台 真司 日本人の知らない日本語2
凪子センセイの奮闘紀、第2弾。個性豊富な外国人留学生の勢いはそのままに、日本語の不思議について様々なオモシロが満載です。パンチの強さは第1弾には多少劣りますが、「忌み言葉」や「濁点」の成り立ち、「尊敬語」の実際の授業風景など、細かい部分まで気付かされる内容が盛りだくさんです。読後に一番に感じたのは、凪子センセイの日本語に対する真摯な姿勢が素敵なのと、外国人留学生達の純粋で真摯な日本語に対する疑問が「なるほど」と思えた事。ソレこそがこの本の魅力その物だと思うし、僕ら日本人がもっと意識すべき事なんだろうなぁ。
読了日:03月02日 著者:蛇蔵,海野凪子
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